とりあえずやってみるということ

しばらく前に、煩雑そうなので避けていたフリマアプリ（本専用）を使用した件を書いた。

そこでクリックポストという大変便利な発送方法を知った。自称めんどくさい王の私にとって神のような存在だ。

クリックポストはサイズA４以内、厚さ３センチ、重さ１kgという制限はあるが、本のサイズなど大抵はそんなものである。全く問題はない。

そこから発展して気が付いた。クリックポストで送れる範囲のものなら普通のフリマアプリでもハードルは低いのではないだろうか。

早速アプリを吟味する。といっても初心者の選択肢などメルカリかラクマしかない。サラッと検索してみたところ、メルカリはなにやら「独自ルール」というものが多く存在するらしい。面倒だ。楽天は私の生活でもかなり囲い込まれている会社だしラクマにしよう。

まず勉強として出費されているものを眺めてみた。多い。とにかく品数が多い。こんなにたくさんの中から買ってもらえることなどあるのだろうか。売れる気がしない。

そこから一週間、ダウンロードしたまま放置した。

そして先の週末、子供がサイズの小さくなったTシャツをもういらないと私の所へ持ってきた。母の友人の子供からのお下がりが１枚入っていた。ブランドへの興味がほぼ皆無の私ですら聞いたことのあるブランドのものだ。

実験的にこれを出品してみることにした。「売れやすいコツ」などと親切に色々書いてあったが丸無視だ。ブランド名とサイズ、「目立った劣化はありません」というコメントのみ。自己紹介の欄はスルーである。同ブランドのTシャツで他の出品者の値段を見てみるがなかなかのピンキリである。同じジャンルでも価値が違ったりするものかもしれないが、とにかく興味も関心もないのでわからない。ピンキリの内の低い値段設定側に合わせて出品額を決めた。

それから半日もしないうちに売れた。

金額が安かったことはもちろんあるだろうが、それにしても驚いた。

ただ、やはり売上金を振り込んでもらうには手数料が必要であり、それを差し引くともうけはほぼない。これまでのブランドお下がりはバンバン捨ててしまったのでこれ以上出品できるものもない。ノーブランドではこうすんなりは売れないだろう。多分。

かといってこのアプリ内で買い物をする気もなく、振込しなければただ送料を自腹で払って人様へ譲ったという結果になってしまう。

売上金の扱いは今後の課題だが、新しい事に挑戦したという満足感は得られたのでよしとする。