洗濯ばさみのない家
昨日21時頃、子供が突然「洗濯ばさみを持っていく」と言いだした。
ちょうど洗濯ものを干すのを手伝えと言った所なのでそれで思い出したのだろう。ゴニョゴニョと言うので短気な私はすぐ腹を立てる。
「『持っていく』だけ言われても全然伝わらない、何個、いつ、持っていくのか明確に述べよ」
明日、ひとつ持っていくとのことだった。
我が家には洗濯ばさみがない。
出産後仕事を始めて以来100%部屋干しなので洗濯ばさみが必要ないのだ。最初はそれでも一応数個は置いていた。しかし去年あたり、一度も使った事がないしプラスチックも劣化するしと全部捨てた。
何故こんな時間に言い出すのか。
夕方のうちに言えば100均で買えたのに、今からでは店も限られ、たった一個の洗濯ばさみごときにお金を使わねばならないではないか。
と立腹しつつ服に着替えて近所のコンビニに向かった。
コンビニに洗濯ばさみは置いていない。
確かに、「ああ洗濯ばさみがきれてるわ困ったわ」という事態は想像し難い。
車で15分ほどの24時間の大型スーパーへ行くか。なぜそこまでしてやらねばならないのか。「遅い時間に言ったために準備ができなくて持っていけなかった」という経験をさせるのも教育になるのでは。
結局、平日21時すぎに車で10分の実家へ突撃して洗濯ばさみを手に入れた。1個の洗濯ばさみの為に余計なお金(100円以上)を使わずに済んだ。
少し脱線して「100%部屋干し」について言及する。
CMなどを見ていると部屋干しは臭いだの匂いがこもるだのと、外に干せない時の最終手段のように言われている気がするが実感は全くない。
太陽の下で乾かした洗濯物は気持ちいいだろうが、あくまで「部屋干しは普通」が基準で外で干すとより気持ちいいだろうという程度だ。洗濯物が湿気てるとか臭いとか思ったことは一度もなく、冬は夜に寝室に干せば加湿器いらずだ。
なにより天気もPM2.5も気にしなくていい。花粉症ではないので無関係だが花粉の季節も気にならない。
今度100均に行くことがあれば、一応洗濯ばさみは買っておこうと思う。